乾燥肌だけじゃない!ワセリンのすごい効果と意外な使い方とは

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どこの家にも必ず1つはあるであろうワセリン。
乾燥肌の対策として購入する方が多いですが、
ワセリンは乾燥肌対策以外にもいろんな使い方ができるのです!
そこで今回は、
ワセリンの意外な使用法などについてご紹介します。

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ワセリンとは?

ワセリン
ワセリンは原料である石油を高純度に精製して作られた保湿剤です。
皮膚の乾燥を防ぐほか、外的刺激から皮膚を保護する働きがあり、
かゆみ止めや炎症止めなどの軟膏剤のような医薬品の基剤や、
化粧クリームなどの基剤として使用されています。
また潤滑剤や皮膚の保湿保護剤、
乾燥をきっかけとする皮膚病や、
切り傷からの出血を一時的に止めるのに用いられています。

ワセリンの種類

保湿剤として使用されているワセリンにはいくつか種類があります。

黄色ワセリン

ワセリンの精製技術が乏しかった19世紀~20世紀に
製品化されたワセリンです。
白色ワセリンよりもやや不純物が含まれているので、
肌の弱い人が使うとアレルギーの原因となる場合があります。
黄色ワセリンは白色ワセリンなどに比べ精製度は低いですが、
危険というわけではありません。

白色ワセリン

白色ワセリン
最も一般的なワセリンのことを指します。
白色ワセリンにも
・日本薬局方の基準を満たしたもの
・化粧油
の2種類があります。
日本薬局方の基準を満たしたものは、
傷ついた皮膚の保護を想定して作られているため、
酸化防止剤や香料など、皮膚の刺激になるものは含まれていません。
そのため、顔や目の周り、赤ちゃんなど、デリケートな皮膚に使用できます。
化粧油は、日本薬局方のものよりも品質は落ちますが、
美容目的のスキンケア化粧品と同じくらいの品質です。
日本薬局方のものよりも価格が安く、
医薬品ではないのでいろんなお店で購入することができます。
ほとんどの人は刺激を感じることはありませんが、
アトピーなど肌の弱い人は刺激を感じる場合もあるそうです。

プロペト

プロペトは白色ワセリンから不純物を取り除いて精製されたワセリンです。
白色ワセリンよりも高純度・高品質とされており、
眼球に塗る軟膏の基剤として使われているため、
安全性が高いとされています。
医薬品ですが、市販での購入も可能なので、
白色ワセリンが肌に合わなかったという方におススメです。

サンホワイト

サンホワイトは、徹底的に不純物を取り除いたワセリンです。
プロペトよりも純度が高く、
ほとんど不純物を含みません。
不純物が含まれていないので、
少量でも伸びがよく、べたつき感もあまりありません。
白色ワセリンやプロペトが肌に合わない方でも使えるワセリンです。

ヴァセリン

ヴァセリンはアメリカから輸入されている黄色ワセリンのことで、
大手家庭用品メーカー・ユニリーバの商標商品です。
ヴァセリンは酸化防止剤を少量配合しているので、
光や温度による成分変化が起きにくく、
長期保存に向いています。
白色ワセリンよりも色が濃く、
少しべたつき感があります。
安価で比較的どこででも手に入れることができる便利なワセリンです。

ワセリンの安全性について

白衣 安全

ワセリンの原料は石油なので、使用をためらったり不安に思う人がいます。
実は以前、ワセリンによる接触性皮膚炎が問題になったことがあり、
ワセリンの安全性について不安がありました。
ですが、問題になった当時は、まだワセリンの精製技術が乏しく、
不純物が多かったためトラブルが発生していましたが、
現在は精製技術も向上し、安全性も高くなり医療用としても使用されています。
安全に使用できるところまで精製されていますし、
石油も元をたどれば植物などが何億年もかけ変化したもの。
ワセリンは化学製品ではなく、
自然由来の製品であるといわれています。
オリーブオイルやホホバオイルと同様の使い方ができる油なんです。

ワセリンの効果

にこにこ雲

ワセリンには保湿効果があります。
で・す・が!
ここで勘違いしてはいけないのが、
水分を補う効果はない
ということ。
あくまでも、
水分を逃さないようにフタをする
のがワセリンの効果です。
通常、私たちの肌は水分を逃さないようにするため、
皮膚の表面に薄い皮脂膜を張って皮膚内の水分を逃さないようにしているのですが、
この膜を作るための皮脂が足りないと皮膚の水分が蒸発してしまい肌が乾燥するのです。
その足りなくなった皮脂の代わりとして役に立つのがワセリンです。
肌に薄く塗ることで、皮脂の代わりとなり、
肌の水分が蒸発するのを防いでくれるのです。
ですので、ワセリンを使用する際には、
しっかりと化粧水や美容液で肌を潤してから使うようにしましょう。

ワセリンの注意点

白衣 注意

ワセリンはとても使いやすく万能ですが、
ひとつ注意点があります。
それは、
油やけしてしまう
ということ。
ワセリンをつけた状態で強い紫外線を浴び続けると、
油やけを起こしてしまうことがあります。
油やけを起こしてしまうと、シミとなり、
永続的に皮下組織に残ってしまうこともあるのです。
通常の外出に問題はありませんが、
絶対に油やけしたくない!!
という人は、
しっかりと紫外線対策を行ってから外出するようにしましょう。

ワセリンの使い方いろいろ♪

指さし

それでは、ワセリンのいろいろな使い方をご紹介します。

ハンドクリーム

ワセリンを塗る前に化粧水などで潤してから少量を塗りましょう。
外出先で使用する場合は、
手洗い後、肌が完全に乾いてしまう前に塗りましょう。

リップクリーム

ワセリンはもともと、リップクリームや口紅の原料として使われています。
指先にほんの少しつけて唇に伸ばすだけで、
グロスのようなツヤが出ます。
少し多く取りすぎてしまっても、手に塗ってハンドクリームとして使えます。

まつげの育毛

寝る前にまつげに塗ることで、まつげが濃くなったという人が。
医学的な証明はありませんが、
育毛には根元の保湿が絶対条件なので、
ワセリンで保湿されたことで、まつげが濃くなったのではないでしょうか?
実際に、ワセリンでまつげが伸びたという人がたくさんいるのも事実です。

ささくれ、ひび割れに

毎日の水仕事や冬場の乾燥でひび割れてしまった手もワセリンで改善することができます。
寝る前に化粧水や美容液でたっぷりと潤してから
ワセリンをたっぷり塗りましょう。
そのままだと寝具などでワセリンが取れてしまうので、
手袋をつけましょう。
おススメはシルクの手袋です。
この方法で手荒れが治ったという方も!

花粉症対策

お風呂上りや外出前に、鼻の穴の中や入口(ふち)に塗ってからマスクをしましょう。
ワセリンがフィルターとなり、
花粉が鼻に入るのを防いでくれます。
鼻の通りが悪くぐずぐずの時は、
ペパーミントやユーカリのアロマオイルをほんの少し混ぜ入れることで、
鼻がスース―してスッキリします。
また、鼻水で荒れてしまった部分に塗ることで、
荒れを防ぐことも出来ます。

靴ずれ防止

靴ずれの原因は、摩擦による炎症です。
あらかじめ靴ずれを起こしそうな部分にワセリンを塗ることで、
摩擦を軽減できるのです。
また、摩擦が減ることで、疲労も軽減することができます。

マラソン前に

長距離を走る場合、気になるのがウェアの摩擦。
股部分や脇、男性であれば乳首など、
マラソン前に少量を塗ることで、気になる摩擦を防止してくれます。
また、全身に塗ることで、
汗による冷え防止としても使われています。
足に塗ればマメ防止にも。

虫刺され

なんと虫刺されにも!
虫に刺されたらすぐにワセリンを厚めに塗って
絆創膏を貼りましょう。
ワセリンはかゆみ止め軟膏にも使用されていますが、
かゆみを抑えるのではなく、患部の乾燥を防ぐのが目的です。
不思議とかゆみが気になりません。

皮製品の保護

レザーのバッグや靴、レザーコート、革ジャン、財布など、
革製品のお手入れにワセリンがおススメです。
ワセリンを塗る前に、軽く拭いてから薄くワセリンを塗り伸ばしましょう。
レザーの乾燥を防いで、長持ちさせてくれます。

手についた自転車のチェーンの油を落とす

自転車のチェーンについている黒い油。
石けんで洗ってもなかなか落ちないんですよね~。
なかなか取れない部分にワセリンを塗りこんで、
よくこすってください。
すると、落ちなかった油汚れが、
スルスルと落ちてしまいます。
汚れがとれたら、石けんで洗い流しましょう。

まとめ

ワセリンにはたくさんの用途があります。
せっかく買ったのにべたつきが嫌で使っていない方でも、
スキンケア以外の使用法で使ってみてはいかがでしょうか?
1つあれば何かと役に立つワセリン。
上手に使いこなしてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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