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ニキビ・乾燥・毛穴トラブルなど、様々な肌悩みに
角質ケアが有効ということはよく知られていますよね。
分かってはいるけれど、
スクラブはニキビができているときは痛そう…
皮膚科に定期的に行く時間がない…
という理由で断念している人も多いのではないでしょうか。
そんな場合にムリなく角質ケアできるのが
フルーツ酸を利用したスキンケアです。
いつもの洗顔をフルーツ酸配合の洗顔料にするだけで
負担の少ないピーリング効果が期待できますよ。
フルーツ酸が入った洗顔料の選び方や
おすすめアイテムを見ていきましょう!
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フルーツ酸の肌へのはたらき
フルーツ酸は、正式にはアルファヒドロキシ酸(AHA)といいます。
グリコール酸・クエン酸・リンゴ酸・乳酸・酒石酸・シトラス酸
といった様々な種類の成分があり
果物やサトウキビから抽出されるため
フルーツ酸という通称で呼ばれています。
フルーツ酸には、古い角質同士の接着をゆるめる作用があり
新陳代謝を促す効果があるのが一番の特徴。
スクラブやゴマ―ジュのように物理的に擦るわけではなく、
化学反応を利用して古い角質を除去していくんですね。
角質ケアに慣れていない人でも、
力加減の調整が必要なく扱いやすそうです。
ただし、フルーツから採れる天然由来の成分だからといって
どのように使っても肌に優しいというわけではありません。
配合濃度や酸性度によって効果の出方が異なりますので
セルフケアでフルーツ酸を取り入れる場合は
作用の穏やかなアイテムから試すことをおすすめします。
まずは肌に乗せたままにする化粧水や美容液よりも
洗い流してしまう洗顔料からトライしてみましょう。
どんな肌トラブルにいいの?
古い角質の除去がフルーツ酸美容のねらいですので、
ターンオーバーの遅れが原因の肌トラブル全般に
効果が期待できます。
<手持ちのコスメが活きない>
乾燥した角質がとどまっていると、
化粧水のなじみが悪い・ファンデーションがキレイにのらない
といったプチ不調が現れます。
目立ったトラブルではないものの、
化粧崩れが起きやすい肌になってしまうので
フルーツ酸の軽いピーリング作用でなめらかに整えましょう。
<ニキビ>
乾燥で肌代謝が落ちている場合や
男性ホルモンの分泌が過剰になっている場合は
角質が厚くなって皮脂がスムーズに出ていかなくなります。
その皮脂が菌のエサになってニキビが発生するため
角質ケアをできるフルーツ酸はかなり役立ちます。
ただし、お手入れのし過ぎや加齢で皮膚が薄くなったことによる
乾燥の場合はフルーツ酸でのケアに向きませんので、
保湿重視のお手入れをしてくださいね。
<シミ・ニキビ跡>
表皮にあるメラニン色素が排出されずに残ってしまうのが
シミやニキビ跡の原因ですので
ターンオーバーの乱れをなくすことが改善の近道です。
表皮の深部である基底層に溜まってしまったメラニンや
真皮に炎症を起こした場合の色素沈着には影響しないので、
場合によっては色素還元力のあるコスメを併用したり
レーザー治療を検討する必要があります。
<毛穴の開き・黒ずみ>
角質肥厚や乾燥で毛穴の柔軟性が失われると
皮脂がスムーズに排出されなくなります。
その結果毛穴が開きっぱなしになり、
皮脂が酸化して黒ずんでしまうんです。
時間がたって黒ずんでしまった場合は、
タンパク質汚れに働きかける酵素が配合された
フルーツ酸洗顔料を選ぶと効果的ですよ。
<小ジワ>
フルーツ酸は、真皮にある線維芽細胞を刺激する働きをもっています。
線維芽細胞にはコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を
生成する力があるため、乾燥で目立つ小ジワが気になる場合も
積極的にフルーツ酸美容を取り入れたいですね。
フルーツ酸洗顔料の選び方・使い方
作用が強い洗顔料で早く効果を実感したい人、
刺激が心配なのでマイルドな洗顔料が欲しい人など
好みはいろいろですよね。
フルーツ酸配合の洗顔料を選ぶときのポイントや
トラブルを起こしにくい使い方をチェックしておきましょう。
<選び方>
注目したいのは、酸の種類と濃度です。
様々な種類があるとお伝えしましたが、
フルーツ酸のなかで最も効果が高いのは「グリコール酸」です。
不要な酸化した角質のみに反応する低刺激の酸で、
美容クリニックのピーリングで用いられることも多いタイプです。
市販の洗顔料でスピーディーに結果を出すなら
グリコール酸配合のものを選びましょう。
「乳酸」もケミカルピーリングで使われます。
やや浅い部分に作用するため、
グリコール酸だと刺激を感じるという人も使いやすい成分です。
「リンゴ酸」や「クエン酸」はph調整剤としておなじみですね。
グリコール酸・乳酸と比較するとピーリング効果は
かなりマイルドなので、初めてフルーツ酸入りの洗顔料を使う場合や
敏感肌の人のデビューアイテムとしておすすめです。
濃度は、市販で簡単に購入できるものなら
1%未満から、高くて10%くらいです。
美容皮膚科で使われる薬剤が20%~なので、
化粧品というくくりになるとかなり低めではあります。
公表していないメーカーもありますが、
ドラッグストアなど誰でも手に取れる場所にある製品は
特に低めと考えられます。
初めは低濃度のものを選んでもいいですし、
高めでも顔に泡を乗せておく時間を調整すればトラブルを回避できますよ。
<使い方>
基本は、一般的な洗顔料と同じ使い方です。
練りタイプでも固形石けんでも、ネットでよく泡立てて
擦らずに優しく泡を転がしながら洗いましょう。
フルーツ酸洗顔ならではの注意点はこちらです。
・泡パックをする
洗顔の泡をすぐに洗い流さず、2~3分パックしておくと効果的。
混合肌で、全体をパックすると乾燥が気になるという場合は
先にTゾーンに泡を乗せてしばらく待ち、
最後に頬に乗せるなど調整するといいですね。
・皮膚の薄い部分は避けて
目や口のまわり、皮脂腺がない唇はカサつきやすいので
洗顔料がつかないようにしましょう。
・紫外線に注意
酸によって不要な角質を取り去ったあとは、お肌が無防備な状態。
紫外線のダメージをうけやすいため、UV対策は十分におこなってください。
・夜に使用する
必要以上の紫外線ダメージをうけないために、
1日1回の使用なら夜のケアで取り入れるのが安心です。
・保湿ケアは念入りに
洗顔後は角質同士の結びつきがゆるんでいるので
水分が蒸発しやすくなっています。
化粧水だけで済ませず、美容液やクリームでしっかり保湿しましょう。
おすすめフルーツ酸洗顔料5選
扱いやすさや肌タイプ別のバリエーションから
おすすめの洗顔料を厳選しました!
<クレンジングリサーチ ウォッシュクレンジング>
リンゴ酸配合の洗顔料は、誰もが一度は見たことがあるはず。
ウォッシュクレンジングには以下の4種類があり、
肌質に合わせて選ぶことができます。
・酵素配合で毛穴詰まりをケアできる
・植物性セラミド配合で潤いキープ
・贅沢保湿成分と汚れを吸着するクレイ配合
・薬用成分でニキビの炎症を抑える
<エンジェルレシピ ピールクレイ>
角質を柔らかくするリンゴ酸・クエン酸・乳酸、
汚れを吸着するクレイ、タンパク質汚れを分解するパパインと
角質や角栓にアプローチする成分がたっぷりです。
毛穴汚れが気になる人にイチオシ!
<パンナポンパ AHAモーニングフェイスソープ>
全成分4種類の超シンプル処方で、グリコール酸が配合されています。
1日1回の使用で5ヶ月使える大容量!
泡で出てくるポンプタイプなので、泡立ての手間がありません。
<サンタマルシェ クリーミームース>
濃密なムースタイプの洗顔料はピーリング効果の高いグリコール酸、
ビタミンやポリフェノール豊富な緑茶成分配合です。
炭酸泡が血流をアップさせてくれるので、
くすみを払って透明感を上げたい人におすすめです。
<スキンピールバー>
皮膚科医が開発に携わっているピーリング石けんで、
クリニックでの取り扱いも多数。
4種類の製品は全てグリコール酸配合です。
・青はグリコール酸0.6%。
敏感肌や乾燥肌の人はまずこのタイプからがおすすめ。
・緑はグリコール酸1%。
ピーリングに慣れてきた普通肌の人向きです。
・赤はグリコール酸1%。
ティートゥリーオイル配合でニキビケアに適しています。
・黒は濃度の表記がありませんが、ピーリング効果の高いサリチル酸や
色素還元力のあるハイドロキノンも配合されていて
くすみが気になる人にピッタリです。
まとめ
フルーツ酸は穏やかなピーリング作用があるため、
ターンオーバーの遅れが原因の肌トラブルに積極的に使いたい成分です。
ピーリングに慣れていない場合は、
洗い流すまでの時間を調整することで刺激を抑えられる
洗顔料から始めてみるのがオススメ。
チューブ・ポンプ・ムース・固形石けんと
いろんなタイプの洗顔料がありますので、お気に入りを見つけてくださいね。
フルーツ酸の優しいピーリング効果で
めぐりのいいツルスベ肌を手に入れましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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