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顔にも体にも惜しみなく使えるスキンケアオイルとして
ロングセラーとなっているバイオイル。
ドラッグストアで手にすることができ
美容オイルとしてはリーズナブルなので、
お手入れの主力として使ってみたいという人が増えています。
そんな注目のアイテムですが、
実は発ガン性物質が入っていて危険というウワサもあるんです。
毎日使用するものですから、安全性が気になりますよね。
バイオイルが危険と言われてしまう理由や、
注意するべき成分を押さえておきましょう!
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バイオイルってどんなコスメ?
バイオイルが誕生したのは1987年。
南アフリカ共和国のユニオン-スイス社が製造販売しています。
現在は世界124カ国で愛される化粧品になり、
日本でも2006年の販売開始以来
様々な世代からの支持を集めています。
オイルならではの保湿力はもちろん、
ふさがった傷跡やニキビ跡、
妊娠線を目立たなくさせることが特徴です。
ニキビが気になる10代や妊娠線のケアをしたい大人世代など
多くの人がバイオイルを重宝するのも納得ですね。
独自の技術により浸透力を高め、
オイルの弱点であるケア後のベタつきを感じさせないので
オールシーズン快適に使用できます。
以前は一部のバラエティショップでしか見かけませんでしたが、
小林製薬が取り扱うようになってからは
ドラッグストアでも手軽に買えるようになりました。
サイズ展開が4種類あるので、目的・部位によって
ムダなく使用できるのが嬉しいポイントです。
バイオイルに発ガン性物質は使われているの?
バイオイルに配合されている成分のうち、
おもに問題視されているのは
「BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)」です。
BHTの役割は酸化を防止することなので、
品質を維持するために配合されているんですね。
バイオイルには入っていませんが、
同じく酸化防止剤の「BHA」という成分があり、
こちらは発ガン性が疑われているため
食品にも化粧品にも使われなくなってきています。
名前が似ているので、混同して発ガン性を心配する声が
増えたのでしょう。
BHTに発ガン性は確認されていないものの、
使用量によっては変異原性(DNAに変異を起こす性質)が
認められています。
しかし、日本で販売されている正規品のバイオイルは
世界保健機構(WHO)の規定に従い生産されており、
日本の薬機法もクリアしていますから過剰に心配する必要はありません。
皮膚刺激に関しても、ヒト試験では100%BHTで軽度の皮膚刺激、
5%BHTでは刺激なしとの結果が出ています。
化粧品への配合率は0.01%~0.05%で
国内での皮膚刺激やアレルギーの報告はありません。
むしろ手術後の傷に塗ることを医師が推奨するくらいのものなので、
安心して使いましょう。
それでも「ほんのわずかなリスクでも絶対に排除したい」
と思うならバイオイルの使用は見送ってください。
不安な気持ちでスキンケアをしても、ストレスが溜まりますからね。
バイオイルが危険といわれる理由
発ガン性物質と混同されるBHT以外にも、
バイオイルが危険視される理由があります。
1つ目は、主成分がミネラルオイルであることです。
ミネラルオイルは石油由来の成分で、鉱物油とも呼ばれています。
かつて精製技術が不十分だった頃は、
オイルに不純物が混ざっていたため酸化や肌の油やけを
起こすことがありました。
しかし、現在は非常に精製度の高いオイルを作ることができ
成分の安定性も高くなっています。
皮膚科で取り扱うワセリンやベビーオイルにも
ミネラルオイルが使われているくらいですから、
オイルそのものの安全性は信頼できますね。
2つ目の理由は、タール色素が配合されていることです。
一部のタール色素にはガンやアレルギー、甲状腺異常などを
引き起こす可能性があるとされ、禁止・規制されているものがあります。
現在認可されている色素は
継続して多量に経口摂取しなければ問題ないとされていますが、
たしかに昔は普通に使われていたものが危険だと判明したと
いわれてしまうと不安になりますよね。
リップやチークと違い、スキンケアオイルに色は必要ないですから
「タール色素が入っていなければ使いたいのに…」
という声も多くあがっています。
気をつけるべき成分は?
世界中で愛されているバイオイルですが、
全ての人がなんのトラブルもなく使えるわけではありません。
肌質やコンディションによって不調を起こす
可能性がある成分を確認しておきましょう。
肌が敏感な人は、初めは顔に使わず
目立たない部分に塗って様子を見てみてくださいね。
・パルミチン酸レチノール
ビタミンAが肌に浸透しやすくなるための誘導体で、
肌の新陳代謝の活発化・ターンオーバーの正常化などの
美肌効果があります。
高配合の化粧品であるとレチノイド反応によって
赤み・皮剥け・かゆみが出ることがありますが、
基本的には安全性の高い成分です。
・香料
香料に対してアレルギー反応を起こす体質の人は注意しましょう。
成分表示には「香料」としか記載されていないので、
具体的な種類を知りたい場合は直接問い合わせる必要があります。
・着色料
「赤225」という種類のタール系色素によって
まれにアレルギー症状が出ることがあります。
まとめ
ニキビ跡や妊娠線のケアで大人気のバイオイルですが、
いわゆる無添加化粧品ではありません。
品質をキープするための酸化防止剤や
見た目を良くするための着色料が配合されています。
発ガン性が確認された成分と名称が似ていたり
別の種類のタール色素が使用禁止になったりしているため
危険だというウワサが流れていますが、
バイオイルは厳しい基準にのっとって製造されています。
発ガン性物質の危険性は心配せずに使用しましょう。
香料や着色料は使用感を良くしてくれますが
トラブルが出る可能性はゼロではないので、
成分表示をチェックする習慣をつけておくといいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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