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これから子供達の夏休みが始まりますね。
親にとっては、毎日3食を作るのが大変だー!と嘆いていたり…。
そんな中で、夏休みの宿題もお父さんお母さんにとっては大変な課題です。
しばらく勉強から離れているとなおさら、
何をどうしていたのか思い出すだけでも一苦労ですね。
夏休みの宿題の中でも、定番なものの中に『読書感想文』の宿題があります。
私も子供の頃は苦手で、一番最後までその宿題を残していた記憶があります。
そんな苦手な私は、形式を理解していなかったのかなと、
頭の中で言いたいことがあっても、
それを上手に伝えられなかったんです。
(今もそこまで得意ではありませんが…。)
そんな苦手だった私でも、形式がわかると描きやすいということをこの歳になりわかりました。
そんな私の体験も元に、低学年向けの読書感想文の書き方をご紹介していきます。
わかりやすく紹介するために、皆さん読んだことがあるであろう
「おおきなかぶ」を例題に感想文の例文を説明していきます。
(わかりやすくするため、簡単な本で説明します。)
ですので今回は、
・読書感想文の書き方
・「おおきなかぶ」を使った例文
・小学生低学年向け絵本
この3つをご紹介!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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読書感想文の書き方
小学生の低学年の読書感想文は、
おそらく自分の思いを初めて文章にする作業になる子が多いと思います。
そんなお子さんでも書きやすいように文章を3つに分けて考えていきましょう!
<読書感想文の形式>
『はじめ』
読んだ本の説明
その本を選んだ理由
『なか』
本を読んで一番心に残った場面
その場面で自分はどう感じたのか、どう思ったのか
『おわり』
本を読んで一番強く感じたこと、思ったこと
だいたい1:2:1くらいの割合で書いてあげるといいです。
書く文章の長さはそれぞれの学校で決められていたりすると思いますので、
その枚数に合わせて構成してみてください。
さらに詳しくみていきましょう!
<『はじめ』の書き方について>
文章を書くことが苦手だった私は、本の説明がすごく長くなってしまい
よくわからない感想文になることがよくありました。
つまり最初の『はじめ』の部分がすごく長くなってしまうと、
読書感想文というより本の説明文になってしまいますので、注意が必要ですよ!
書くコツとしては、長すぎず読む相手に
「この本はこんな話だよ」
と伝えるイメーシで書いていきます。
さらに書くことに慣れていけば、
読む相手が「読んでみたくなるような説明」を意識してみると
ポイントアップしますよ!
<『なか』の書き方について>
ここでは物語の中で、どんな場面が一番覚えている?と質問してみてください。
そして、それはなぜなのかを一緒に考えてみてください。
その時に別の用紙(なんでもいいです、チラシの裏でも)に、
その思ったことや理由を箇条書きでもいいので忘れないように、
なおかつ自分で思ったことを整理する意味で書き出してみましょう!
ここで使える質問項目!
・この本の中でどんなところが覚えている?
・それはなんで?
・どんな気持ちになった?
・どんなふうに思った?
こんな質問で『なか』の文章になるところを考えていきましょう。
苦手だった私は、ここを長くすることが難しかったです。
なるべくどんな気持ちになったのか引き出してみてください。
そして2つくらい覚えている場面があると書きやすくなると思いますよ~。
<『おわり』の書き方について>
この本を読んで一番感じたことのまとめです。
ここをまとめることもなかなか難しい作業ですね。
そんな時は、『なか』で覚えている場面のところで
自分だったらどうするか?を考えてみると、スムーズに考えることができると思います。
さらに、
「この本を読んだから、これからはこうしようと思う。」
「そうすると、きっとこうなる。」
など、
これからの生活に本を生かす表現があると、さらにポイントアップですよ~!
「おおきなかぶ」を使った例文
では、書き方についてみてきたところで実際に感想文を考えていきましょう!
『はじめ』の段落
例文1
わたしは『おおきなかぶ』という本をよみました。
お母さんがちいさなころからある本で、
わたしもよんでみたいと思ったのでこの本にしました。
(本を選んだ理由を入れてみました。)
例文2
わたしがよんだのは『おおきなかぶ』です。
この本は、いろいろな人やどうぶつが出てきます。
(本の説明を入れてみました。)
どっちも入れてみてもいいかもしれませんね。
『なか』の段落
例文1
おもしろかったところは、
おおきなかぶがぬけなくて、いぬとねことネズミまでかぶをぬくのを手伝いにきたところです。
ねことネズミがなかよしなのがふしぎに思いました。
(もしわたしだったら、力を合わせることができなかったかもしれません。)
※「もしも自分だったら~」と書くととても自分の感想の幅が広がりますよ~
例文2
いぬ、ねこ、ネズミもみんなで
かぶをひっぱるところがとてもわくわくした気分になりました。
さいごにみんなで力をあわせてかぶがぬけたときすごいうれしい気持ちになりました。
(どうしてかというと、ぬけないと思っていたおおきなかぶがとうとうぬけたからです。)
※「どうしてそう思ったかのか」を入れてあげるとポイントアップです!
『おわり』の段落
例文1
この本をよんで、
わたしはみんなで力を合わせることが大切なんだということがわかりました。
これからはお母さんやお父さんの手伝いを頑張ろうと思います。
例文2
この本をよんで、
みんなで助け合い、力を合わせることが大切なんだどいうことがわかりました。
これからはわたしも、
友達が困っている時は助け合い力をあわせていこうと思いました。
こんな感じです。
苦手なわたしが書いてみて思ったことは、
読んだ本の印象に残ったところを書き出し、そこについて、
「どんなふうに思ったのか」
「なぜそう思ったのか」
「自分だったらどうだろう」
ということをまたさらに考えて書き出し、
最後に
「こう思ったからこれからはこうしたい」
とまとめるのが書きやすかったですよ~!
小学生低学年向けの絵本
夏休みの読書感想文の本を選ぶ時、どんな本がいいかと迷います。
学校で指定されている場合とそうでない場合があると思いますが、
そうでない場合は、本人が興味ある本だったらなんでもいいと思います。
例えば、図鑑系の本だったり、絵が可愛い本だったり、有名な童話だったり。
それでも決まらない時のために、オススメな本を紹介しますね。
・けんかのきもち 柴田 愛子(著)伊藤 秀男(イラスト)
けんかの原因が出てこないまま、
「ぼく」の頭の中でけんかの「きもち」だけが迫力ある絵とともに描かれています。
けんかした「ぼく」の気持ちが、
絵と素直な表現で描かれシンプルにわかりやすい絵本です。
対象年齢は3歳から小学校低学年向けです。
・しっぱいにかんぱい 宮川 ひろ(著)小泉 るみ子(イラスト)
失敗することが自分の中で肯定できるようになれる本です。
失敗を怖がって何もできないのはもったいないですよね。
失敗したのに、最後は失敗ではなかったと思えるそんな本です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうやって読書感想文の書き方について書いていると、
これを読んでいただいたお父さんお母さんは、
これからお子さんと一緒に読書感想文について取り組んでいくのだと思います。
ぜひ、一緒に取り組んでいただきたいことは、
・本を読むところ
・字の書き方
・感想文のまとめ方
・原稿用紙の使い方
これらをどのようにするのかを一緒に考えてあげてください。
気をつけたいことは、
・感想文自体を考えてしまうこと
・正しい考え方や捉え方に誘導してしまうこと
・「急げ~」と急かすこと(これは私がやってしまいそうだ。)
ですね。
子供が素直に感じたことが書かれている感想文が、
人の心を動かすものになると私は思います。
はじめは上手く書けなくても決して、急かさず、見守ってあげてほしいなと思います。
(できる限りでいいですよ~)
それでは皆さんの読書感想文が、
無事に納得のいく形で完成しますように祈っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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