子供の嘔吐物を処理する方法。消毒や必要なものは?

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こどもはよく吐きやすいといいます。

それは、胃の噴門部がまだ未発達であるため。

食べ過ぎたり、食べた後すぐに激しい遊びをしただけで吐くこともあります。

吐きやすいお子さんだと、
どのようなタイミングで、どのように吐物処理を行うべきか、迷いますよね。

さらに、処理の方法を間違えると、感染を広げることになります。

今回は、こどもの嘔吐物処理について、ご紹介します!

ぜひ、参考にしてみてください。

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こどもの吐物で消毒処理が必要な時は?

基本的に、
糞便や嘔吐物が感染源にならない病気では、
嘔吐物の消毒処理は必要ありません!

しかし気をつけたいのが、
幼児が感染すると危険な、ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルスや、
病原性大腸菌・サルモネラなどが原因による感染性胃腸炎の場合です!

冬の前半には、ノロウイルスが、
冬の後半から春にかけては、ロタウイルスによる胃腸炎が流行します。

感染性胃腸炎の主な症状は、嘔吐・下痢・発熱があります。

これらの場合は、嘔吐物や便が感染源になりますので、
適切な消毒処理が必要になります。

また、処理する人が感染しないように対策することが必要です。
では、これらの疑いがある場合とは、どのような時でしょうか?

急な時の判断基準にしてみてください。

1、感染性胃腸炎が流行する時期(特に冬場)の嘔吐
2、子供が関わる施設(学校、塾など)で感染者が見られる場合の嘔吐
3、家族がノロウイルス、ロタウイルスなどの「感染性胃腸炎」の診断を受けた時
4、牡蠣などの二枚貝を、食べた後に症状を発症した等の「感染性の胃腸炎」が疑われる際の嘔吐
5、明らかな消化器症状(胃痛、腹痛、下痢、食欲不振など)を伴う嘔吐
6、原因がわからないが、激しい症状の場合
こういう場合は、消毒処理を検討して見てください。

嘔吐処理に必要なものは?

消毒というと、まずアルコールが思い浮かぶと思います。

しかし、実は、アルコール消毒では効果がない感染症もあります。

ノロウイルス等は、アルコールとともに蒸発し、
飛散することによって感染を広げる場合もあります。

感染を広げないために、適切な消毒が必要になります。

そのためには、次亜塩素酸ナトリウム系の消毒液を用意しましょう。

よくあるのが、家庭用塩素系漂白剤のキッチンハイターなどです。

これなら、家にある場合もありますよね。急な時は役に立ちます。

これを0.5%程度に薄めて使用します。

簡単な方法は、500mlのペットボトルに、ペットボトルのキャップ一杯(約5ml)
次亜塩素酸ナトリウムを入れて水で薄めます。

さらに、処理する人の感染を防ぐため、
使い捨てマスク・使い捨て手袋・使い捨てエプロン・使い捨ての布
を用意しましょう。

最後に、液体の石鹸があると、二次感染の予防にもなります。

使った後のプラスティック容器は、すぐに消毒すれば大丈夫です。

そのほか処理以外でも、捨ててもいいタオルがたくさんあると助かります。

具合悪くて横になっている時も、いつまた吐いてしまうかわからないので、

頭の下に、タオルを敷いてあげると、
ほかのものにつかないので処理がしやすいです。

あとは、洗面器を顔の近くに用意しておいてあげると、
子供も安心すると思います。

その際に、中にビニール袋を広げて入れてあげると、
吐いたあとすぐに捨てて、また洗面器をすぐに用意してあげられます。

さらに、捨ててもいい小さくなった服などを着せてあげれば、
大変な処理も軽減できます。

ついたらそのままゴミ袋へ入れて捨てることができますね。

 

嘔吐物の処理方法は?

こどもが嘔吐したり、苦しんでいると、こちらも慌ててしまいます。

しかし、慌てず、正しい方法で処理をすれば大丈夫です。

以下の方法をご覧ください。

1、使い捨て手袋(2重)、使い捨てビニールエプロン、マスクを着用。
処理する人の、感染を予防しましょう。

2、吐物の蒸発により感染源が飛散しないように、吐物を新聞紙や布で覆います。

3、吐物を集めすぐに捨てられるゴミ袋に入れます。

4、薄めた消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)を、使い捨ての布に染み込ませて、
吐物があった場所や、その周辺を2回拭き、消毒します。

5、手袋(外側)を汚れた面を内側に織り込みながら外し、
使い捨てエプロンも外してゴミ袋へ入れます。

6、消毒液が残って入れば、ゴミ袋の中にかけ入れて、
感染源が飛散しないように静かに閉めてください。

7、ビニール袋に吐物処理後のゴミ袋を入れて、マスクと手袋(2枚目)を外し、
ゴミ袋を二重の状態にして破棄してください。

8、消毒後は、窓を開け30分以上換気をしてください。

9、最後に、液体石鹸で手を洗いを行なってください。

吐物が、嘔吐した人の衣類についてしまった場合にも、
マスクや手袋をして消毒してください。

さらに、体についた吐物をお風呂場で洗い流した場合にも、
お風呂場を消毒し、十分に換気を行なってください。

 

まとめ

健康でいることがいちばんですが、
こどもはいろんなところで、いろんなものをもらってきます。

元気な証拠ですね。

そんな時に慌てないために、
被害を最小限にするために、参考にして頂ければ嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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