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再生医療にも用いられている「幹細胞」
この幹細胞を用いたアンチエイジングがすごい!と話題になっているのです。
手軽に細胞レベルの若返りが期待でき、その効果は
「メスを使わない美容整形」
とも。
肌の老化からくる、シミやシワ、たるみ、くすみ、ハリの衰えなど、
すべての悩みを解決してくれるというのです。
今回は、幹細胞についてや幹細胞コスメの種類などについてご紹介しますね。
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幹細胞とは?
私たちの体には、身体の機能や健康を維持するために様々な種類の細胞が存在しています。
それぞれの細胞は、筋肉なら筋肉、神経なら神経と役割があります。
いろんな細胞がある中で、決まった役割を持たず、
いろんな細胞になれる細胞があります。
それが
「幹細胞」
なのです。
通常の細胞は、
心臓の細胞は心臓、皮膚の細胞は皮膚しか作れないのです。
幹細胞はいろんな細胞になれる能力(多分化能)と、
自分と全く同じ能力を持つ幹細胞をコピーできる能力(自己複製能)を持っているすごい細胞なのです。
この幹細胞は、私たちが怪我をしたり病気をしたりすると、
傷ついた組織を治し、死んでしまった細胞を補ったりします。
幹細胞のこのような働きによって、
私たちの体は健康を保ち、早すぎる老化を防いでくれているのです。
2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京大の山中教授のグループが作成した
「iPS細胞」は、
人工幹細胞の一種で、体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、
非常に多くの細胞に分化できる「分化万能性」と、
分裂増殖を経てもそれを維持できる「自己複製能」を持たせた細胞のことをいいます。
幹細胞はどんな組織や臓器も作れるので、
再生医療で注目を浴びているのですが、最近では化粧品への応用もされ始めているのだとか。
幹細胞をそのまま使ったもののほか、
「幹細胞培養液」
を使った再生医療もあります。
幹細胞培養液とは、幹細胞を培養するときに幹細胞が分泌する成分のことです。
この成分には、500種類い所ものたんぱく質成分が含まれていて、
「サイトカイン」と呼ばれる細胞活性の鍵となる情報伝達物質が豊富に含まれています。
化粧品成分として注目を浴びている、EGF(ヒトオリゴペプチド-1)や
FGF(ヒトオリゴペプチド-13)などの成長因子はサイトカインの一種です。
幹細胞独特の機能で、一般的な細胞は培養してもこれほど多くの成分を分泌しません。
幹細胞培養液には、幹細胞自体は入っていないので、
論理的な問題や遺伝子の問題はなく、実用化も進んでいます。
幹細胞培養液の中でも、再生医療やアンチエイジングにおいて、
最も多くの効果や可能性が期待されているのが
「ヒト由来幹細胞培養液」
ヒト由来幹細胞培養液には、細胞の受容体とピッタリ合う成長因子がたっぷりと含まれているので、
組織再生効果が期待されているのです。
ヒト幹細胞培養液の有効成分とは?
ヒト由来の幹細胞コスメには、ヒトの皮下脂肪から採取した幹細胞の培養液である
「ヒト由来幹細胞培養液」
が多く用いられています。
ヒト由来幹細胞培養液の成分には、
細胞の活性を促す様々な成長因子などのサイトカインや、
コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの細胞外マトリックスたんぱく質、
老化の原因となる活性酸素を除去する抗体のSOD(抗酸化酵素)などの酵素、
ビタミンなどが豊富に含まれています。
そのため。保湿や美白、新陳代謝の活性化、血行促進、
抗炎症作用などの美容効果が期待できるというのです。
幹細胞コスメって何?
幹細胞コスメとは、幹細胞エキスを配合した化粧品のこと。
従来のコスメは、老化などで減少してしまったお肌の成分を補っていましたが、
幹細胞コスメは、肌本来のチカラを再生するというのが特徴です。
肌本来が自らを複製・再生する能力で、健康な肌細胞を作り、
細胞レベルからお肌を若返らせることが可能なのです。
幹細胞の種類
出典:http://www.rejuvenationcosme.net/
ーヒト由来幹細胞ー
ヒト脂肪由来やヒト線維芽細胞由来のヒト幹細胞培養エキスが使用されています。
その名の通り、ヒト由来のものなので、肌に適合しやすく、
最も高い効果が期待できます。
ですが、コストが高く、
3~5万円台と高価なものが多いです。
ー動物由来幹細胞ー
幼羊の毛根や羊のプラセンタから抽出される幹細胞エキスです。
羊の幹細胞は栄養価が高く、
人の肌の肌幹細胞に近いと言われていて、肌なじみも良いのですが、
動物由来のため、採取する動物の飼育環境やウイルス感染など、
安全性について懸念する部分も。
日本ではまだあまり動物由来の幹細胞化粧品の販売はされていないようです。
ー植物由来幹細胞ー
リンゴ、アルガン、カミツレ、高麗人参などの植物から抽出される幹細胞エキスです。
植物由来なので安全性が高く、ヒト由来のものと比べコストもリーズナブルです。
植物由来幹細胞コスメの中でも、リンゴ幹細胞を配合した製品が多いのは、
リンゴが生産コストの中で一番安いという理由があるのだとか。
この3つのうち、最も効果があるのは
ヒト由来の幹細胞で、その効果は
・ヒト幹細胞由来の成長因子→母乳
・動物幹細胞由来の成長因子→粉ミルク
・植物幹細胞由来の成長因子→豆乳
こんな感じで違います。
頭皮用の幹細胞美容液も!!
幹細胞コスメは育毛業界にも!
薄毛解消にも効果があるとして、幹細胞を用いた頭皮用の美容液が登場しています。
業界初は日本ロレアル株式会社のヘアケアブランド
「ケラスターゼ」
洗い流さないスカルプ&ヘアエイジングケア美容液として、
2013年に発売しています。
ーケラスターゼ セラム イニシャリストー
リンゴ幹細胞培養細胞エキスを配合し、幹細胞の機能を維持します。
髪の成長を維持し、毛包の生存期間を延長することで頭皮環境を整えます。
また、毛包幹細胞の機能を維持したり、毛包幹細胞を酸化ストレスから保護する、
緑茶ポリフェノールも配合。
ーコーセー コスメデコルテ ステムノワールー
コーセーコスメデコルテから販売されている女性用の育毛剤です。
ステムノワールは髪の色を決定づける色素細胞の幹細胞にアプローチする美容液です。
髪と頭皮のアンチエイジングで、 抜け毛・やせ髪を防ぎ、ハリ・コシのある美しい髪を育む薬用発毛促進剤です。
毛生促進、発毛促進、育毛、養毛、薄毛、脱毛、フケ・かゆみの予防、
病後・産後の脱毛予防など、髪の悩みに幅広く効果を発揮します。
大手化粧品メーカーの資生堂でも、幹細胞培養液を用いた薄毛の再生医療に取り組んでおり、
2015年からヒトにおける臨床実験が開始され、
2018年には事業化を行う計画なのだとか。
資生堂では、本人の頭皮の毛根部の細胞を取り出し、それを体外で培養増殖し、
本人の頭皮に移植するという方法で再生医療を研究中です。
高級エステティックサロン・シャンテリーでは、
フェイシャルエステに用いている韓国大学の幹細胞培養液を使った薄毛治療を行っているそうです。
「育毛ヒト幹細胞培養液導入コース」
というもので、わずか1ヵ月で髪がふさふさになる効果が出ているのだとか。
ヒト幹細胞培養液は、細胞を増殖させ、失われた細胞を再生したり修復する働きを補い、
細胞そのものを活性化させる効果があります。
これを頭皮に導入することで、頭皮が若返るのだそう。
まとめ
今やアンチエイジングは細胞レベルで行われています。
肌が失ったものを「補う」のではなく「再生するチカラを作る」ので、
美容効果も抜群に高いと言えるでしょう。
ただ、幹細胞が配合されている化粧品はお値段がそこそこお高いので、
毎日使うにはちょっと贅沢かもしれません。
エステに行くことを考えたら安いもんかしら?
肌の老化を根本から解決してくれる幹細胞。
新しい時代のスキンケアでアンチエイジングはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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