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オロナインといえば…
「♪オロオロないない オロナイン~」
というちびまる子ちゃんのCMが印象的(しかも耳に残る)ですね。
昔からどこの家庭にも1つは置いてある常備軟膏で、
その効果は、火傷や切り傷、ひび、あかぎれ、しもやけなど、
さまざまな効能があることで知られています。
といっても、昔からある常備軟膏といえば、オロナイン以外にも、
ユースキンやメンソレータム、ワセリンがあり、
子供のころはあまり区別がつかなかったかも…。
今回は、オロナインの効果・効能や、
意外な使い方などをご紹介したいと思います。
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オロナインについて
オロナインは1953年に大正製薬から販売され、
50年以上に渡り各家庭で愛用されているロングセラー商品です。
そのオロナインの効能は、
にきび、吹き出物、※はたけ、軽いやけど、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、
水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、※しらくも、
とあります。
※はたけ→皮膚の表面が白く粉を吹いたような症状のこと
※しらくも→水虫菌である白癬菌が頭皮に感染して起こるまれな病気
オロナインH軟膏の成分はというと、
有効成分(1g中)
・クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg
添加物
・ラウロマクロゴール
・ボリソルベート80
・硫酸AL/K
・マクロゴール
・グリセリン
・オリブ油(オリーブ油)
・ステアリルアルコール
・サラシミツロウ
・ワセリン
・自己乳化型ステアリン酸グリセリル
・香料
・精製水
となっています。
ニキビに効果があるということで、ステロイド剤が入っているのでは?
と思っている方もいるようですが、ステロイド剤は入っていません。
ニキビに有効とされている成分は、有効成分である
「クロルヘキシジングルコン酸塩液 」
で、優れた殺菌作用があり、皮膚に対し低刺激でにおいも少ないのが特徴です。
また、皮膚に残留して抗菌効果を持続するので、
手術部位の皮膚や創傷部位、血管カテーテルの挿入部などにも使用されています。
定番!オロナインでニキビケア
オロナイン=ニキビケア
という認識・使用法がとても多いですよね。
実際にオロナインの効能・効果にも「にきび」とあるので、
ニキビケアにオロナインは効果があるのです。
ネット上で、白ニキビ・黒ニキビには効果がないという情報もあるようですが、
白ニキビにも黒ニキビにも使用できるとのこと。
ただ、使用上の注意にもあるように、
5~6日ほど使用しても改善が見られない場合は使用を中止して
皮膚科に相談しましょう。
赤ニキビを治す方法として、
オロナイン+絆創膏(傷パワーパッド)
というのがありますが、
おススメの方法ではありません。
なぜかというと、
傷パワーパッドは湿潤環境で傷を治すものなので、
ニキビの菌を増殖させてしまう恐れがあるからです。
ということで、オロナインのニキビへの正しい使用法をご紹介します!
まずは、泡でしっかり洗顔しましょう。
洗顔後は化粧水で肌を整えたら、オロナインの出番です!
綿棒に少量のオロナインを取り、ニキビに塗りましょう。
オロナインは伸びが良いので、ごく少量で十分です。
塗る際はぐりぐりと押し込むように塗るのではなく、
優しくちょんちょんと塗るようにしましょう。
これを1日1回、就寝前につけるのがベストです。
オロナインの使用上の注意にもあるように、
5~6日使用しても改善されない場合は使用をやめて医療機関を受診するようにしましょう。
肌の疲れに「水溶きオロナイン」
ニキビケアや角栓ケア、パックなど
美容面でのいろんな使い方が話題になっているオロナインですが、
「オロナイン水」「水溶きオロナイン」
なんてのもあるんですね。
美容家の佐伯チズさんが、
肌の乾燥がひどいときや肌が敏感になって何もつけられない時に、
オロナインに2~3滴の水を溶かした
「水溶きオロナイン」を弱った肌に使っているのだとか。
準備するものは、オロナインと精製水(もしくは化粧水)です。
オロナインを適量手に取り、そこへ精製水(化粧水)を2~3滴たらし、
混ぜ合わせるだけです。
洗顔後、化粧水で肌を整え、乳液の代わりとして使いましょう。
水溶きオロナインの注意点ですが、
「毎日使用しないこと」
です。
殺菌効果があるため、毎日使用してしまうと、
肌にいる常在菌までやっつけてしまい、肌機能が低下する原因になってしまうのです。
水溶きオロナインを使用するのは、
肌が荒れているときや乾燥がひどいときなど、
肌が疲れているときだけにしましょう。
ー水溶きオロナインの効果ー
水溶きオロナインの効果ですが、保湿効果が高いので、
肌荒れやニキビ、皮脂の多い人には効果てきめんです。
生理前で皮脂が多かったりニキビができているときにもおススメです。
ただし、目の周りへの使用は避けましょうね。
目に入ると、炎症を起こしてしまったりするので、
使用するのはニキビや肌荒れの気になる部分だけにとどめておきましょう。
中には、美白効果を実感したという人もいるようです。
オロナインの使い方いろいろ
SNSなどで話題になっているオロナインの様々な使用法をご紹介します。
ー日焼けケアにー
オロナインは「かるいやけど」にも効果があるので、
日焼けした肌にも有効に作用します。
ただし、オロナインでケアできる日焼けは肌が少し赤くなる程度の日焼けなので、
触れると痛みがあったり、水ぶくれができているような重度の日焼けの場合、
オロナインを使用せず、すぐに皮膚科へ行くようにしましょう。
オロナインを使用する際は、
肌を冷やし赤みと熱が取れてから使用するようにしましょう。
肌を冷やしても強い痛みがある場合、オロナインは使えません!
ーリップクリームとしてー
荒れたカサカサやひび割れてしまった唇に、オロナインが効果的です。
寝る前にオロナインを塗るだけで、翌日には改善されるのだとか。
ただし、口の中に入ってしまうと非常にまずいので、
口の中に入らないよう注意が必要です。
ー痔ー
ひと昔前には、
「切り傷、擦り傷、火傷、そして痔にもオロナインH軟膏をどうぞ」
というCMがあったのですが、
現在は効能に記載されていません。
ですが、過去に「痔にもどうぞ」と言っていたのですから使えないことはなさそう。
本格的な痔の治療にはおススメしませんが、
仕事が忙しくなかなか病院へいけない時や突然の発症の時など、
応急措置としての使用にピッタリです。
症状にもよりますが、オロナインが効くのは
「切れ痔」「いぼ痔」
と言われています。
あくまでも応急措置としての使用法ですので、
長期的な使用は避けたほうがいいでしょう。
やめといた方がいい裏ワザ
SNSなどで話題になっているオロナインの様々な使用法ですが、
中にはおススメできない使用法もあります。
それは、
・オロナインパック
・涙袋と二重
・わきが
です。
ーオロナインパックで角栓ケアー
角栓が取れる!
いちご鼻がつるっつるに!
と口コミで話題の「オロナインパック」
方法はというと、
黒ずみや角栓の気になる部分にオロナインをたっぷり塗って、
10分ほど放置した後ぬるま湯で洗い流し、
市販の鼻パックをし、最後は冷水で引き締め化粧水などで肌を整えて完了、
というもの。
オロナインを塗ると毛穴の汚れが溶けて取り除きやすくなるのだそうな。
オロナインには界面活性剤が含まれています。
界面活性剤には汚れを落とす作用があるのですが、
頻繁に肌に触れるようなものには「陰イオンの界面活性剤」が使われているのに対し、
オロナインには消毒効果の高い「陽イオンの界面活性剤」が使われています。
消毒効果が高い分、肌への負担も大きいのです。
汚れは落ちやすいかもしれませんが、
肌に負担をかけてまでやる方法ではありません。
実際にオロナインパックを行った人の中には、
「余計毛穴が広がった」
「黒ずみがひどくなった」
「肌荒れした」
という人もいるので、私はおススメしません。
「オロナインパックで角栓がごっそり取れた」
なんて聞くと試してみたくなりますが、
角栓ケア専用の製品を使うことをおススメします。
ー涙袋と二重ー
オロナインで涙袋や二重の作り方を紹介しているSNSなどによると、
オロナインには脂肪燃焼効果があり、目の下の肌にオロナインを塗ることで、
塗った部分が汗をかいて痩せ、それにより涙袋が目立つのだとか。
二重も同様で、塗った部分に汗をかくことでくぼみができ、
二重になるという…。
実際にオロナインには脂肪燃焼効果などなく、
また、目の周りには汗腺が少ないので、よほどじゃない限り汗はかかないのです。
そもそもオロナインは、消毒薬や殺菌薬として使われているものです。
それに、オロナインの≪用法及び用量に関連する注意≫には、
「目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、
すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には、
眼科医の診療を受けてください。」
とあります。
二重になりたい!ぷっくり涙袋を作りたい!
という気持ちはわからなくもないですが、
もっと安全な方法で行うようにしましょう。
目に入って炎症を起こしてからでは、
美容どころではありませんよ!
ーわきがもなおる?ー
わきがの正式名称は
「腋臭症(えきしゅうしょう)」
といいます。
腋の下にはアポクリン汗腺があり、そこから分泌される汗はたんぱく成分を多く含んでいます。
アポクリン汗腺から分泌された直後の汗にはにおいがありませんが、
細菌によって分解されることでにおいを発するようになるのです。
汗をかいたままにしておくことでにおいが強くなり、
衣服の腋の下部分が黄色く変色したりします。
オロナインには殺菌効果があるので、
腋の下に塗ることで細菌の繁殖を防ぐことが可能です。
ですが、オロナインは軟膏なので、腋の下に塗ってしまうとべたつきがあり、
日中活動するには少々難があります。
また、殺菌効果についても長時間は持続しないので、
こまめに塗りなおす必要もあります。
わき用のデオドラント剤のほうが使い勝手も良く、
最近のものは消臭効果も優れているので、
わざわざオロナインでケアしなくても…
という感じです。
殺菌効果はあるので、
出かけ前にデオドラント剤が切れていて、すぐに買いに行けない状態の時など、
緊急の時に使ってみてはどうでしょうか?
まとめ
オロナインの様々な使用法や効能についてご紹介しました。
オロナインは万能な軟膏ですが、
使用法を間違えてしまうと肌荒れや炎症の原因となってしまいます。
どこのお家にも置いてある万能軟膏オロナイン。
上手に使いこなして美容に役立てましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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