野菜・果物の皮にはすごい栄養が!健康&美容に効果アリ

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野菜や果物の皮、あなたはどうしていますか?
捨ててしまう方がいると思いますが、
野菜や果物の皮には栄養があるんです。
最近では、「べジブロス」という
捨てられがちな野菜くずからとる野菜の出汁が注目されています。
私は以前からできるだけ皮ごと食べることを意識していたのですが、
皮の栄養までは詳しく知りませんでした。
ということで今回は、
野菜や果物の皮の栄養素やおいしい食べ方などをご紹介しますね。

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皮に秘められたすごいパワー

ーリンゴー
りんご
リンゴの皮には「リンゴポリフェノール」と呼ばれる
3種類のポリフェノールが含まれています。
・エピカテキン
・プロシアニジン
・アントシアニン
エピカテキンには強い抗酸化力があり、
必要以上に増えてしまった活性酸素を除去し血管を若返らせる効果があります。
そのため、血圧を低下させたり、高血圧を予防したり、
動脈硬化やがんを予防したりと、さまざまな病気を予防する効果があるのです。
プロシアニジンも強い抗酸化作用があり、リンゴに多く含まれており、
アンチエイジングや美白効果があります。
その他にも、
・抗アレルギー作用
・抗ガン作用
・コレステロールや中性脂肪の低下
・虫歯予防
・消臭効果
・育毛作用
・白内障予防
などがあります。
アントシアニンはブルーベリーやブドウに含まれていることが有名ですが、
リンゴの皮にも含まれています。
その効果は、
・眼病予防効果
・メタボリックシンドロームの予防
・花粉症の予防
・視力の改善
などがあります。
ポリフェノールの他にも、
リンゴペクチン
という水溶性の食物繊維や、カリウム、ビタミンCなどが含まれています。
リンゴペクチンには、コレステロールを下げたり、疲労回復、
整腸作用、血糖値の上昇を抑える効果があります。
カリウムには、体内から塩分を排出し、血圧を正常に保つ効果や、
むくみを解消する効果があります。
1日1個のリンゴは医者いらず
というのもうなずけますね。
ーたまねぎー
玉ねぎ
玉ねぎの皮と根の部分、捨てる人がほとんどですよね。
玉ねぎの皮だけは食べられないと思っていましたが、
なんと!
普段食べている部分よりも健康効果の高い成分が含まれているというではないですか!
玉ねぎの皮にはポリフェノールの一種「ケルセチン」が豊富に含まれているのです。
ケルセチンは強い抗酸化力があり、美肌効果やダイエット効果、
がんの予防やアレルギーの改善などに効果が期待できます。
玉ねぎの茶色い皮には、普段食べている白い部分の約30倍もケルセチンが含まれています。
ケルセチンには以下のような効能があります。
・血流の改善
・コレステロール値の低下
・関節痛の緩和
・動脈硬化の予防
・むくみや冷え性
・体脂肪の低減
・骨粗しょう症の予防
・花粉症やアレルギーの改善
ケルセチンは水溶性の栄養素なので、出汁やスープ、お茶として飲むと、
効率よく摂取することができます。
ーキウイー
キウイふるーつ
ニュージーランドやオーストラリアでは
キウイを皮ごと食べるのが常識です。
皮には果肉の3倍ものポリフェノールが含まれていて、
骨粗しょう症や更年期障害の改善、がん予防、動脈硬化の予防に役立ちます。
また、免疫力を高める作用のある多糖体も多く含むので、
免疫力を上げるためには欠かせません。
皮の部分には食物繊維も豊富なので、
便秘がちな方にはおススメです。
一見、キウイの皮は酸っぱいような気がしますが、
実は意外とそうでもなく、甘みがありものすごくおいしいんです。
産毛はよく洗うことで落とせるので、
食べる前によく洗い流せば気になりませんよ。
どうしても気になる場合は、
産毛の少ないゴールドキウイを食べてみましょう。
グリーンキウイよりも産毛が少なく甘みがあり、
1個で1日に必要なビタミンCを摂取することができます。
ースイカー
スイカ
スイカの皮には、美容成分として注目されている
シトルリン
が豊富に含まれています。
シトルリンとはアミノ酸の一種で、体内で一酸化炭素を作り出す作用があります。
一酸化炭素というと、一酸化炭素中毒を思い出してしまいますが、
一酸化炭素が体内で生成されることによって、血管を拡張させる作用があるのです。
そのため、シトルリンには、
・冷え性
・肩こり
・むくみ改善
・ダイエット
・筋肉増強
・男性機能の向上
などの効果があるとされています。
赤い果肉のほうにもシトルリンが含まれていますが、
なんと、皮の方が果肉の約2倍も多く含まれているのだとか。
スイカの皮は漢方としても利用され、
漢方薬の効能としては、
・のどの渇きをおさめる
・利尿作用を高める
・浮腫の改善
・身体の体温を下げる
・解熱・解毒作用
などがあるとされています。

皮ごと食べる際の注意点

皮ごと食べるときの注意点
皮の部分に栄養があるといっても、
食べる際に気になることがいくつかあります。
にんじんやゴボウなどの根菜類は、土中の菌が付着していることが多く、
その菌が食中毒の原因になることがあるそうです。
とくにゴボウの場合は汚れが確認しにくいので、
購入してきたら天日に干し紫外線に当てると、土壌菌に効果的なのだとか。
それから、そもそも皮を食べないことが前提で作られているものは、
相当量の農薬が使用されていることも。
レモンの皮などがそうですが、
食べるのであれば、無農薬のものを選ぶようにしましょう。
ビタミンCを5倍摂取できるレモン鍋とは?
また、フライなどで皮ごと食べることの多いじゃがいもですが、
じゃがいもの芽や皮には「ソラニン」という成分が含まれており、
多量に摂取すると食中毒を引き起こしてしまいます。
食べる前にしっかり洗ったり、食べ過ぎたりしなければ、
そんなに神経質になることはないと思います。
気になるのであれば、無農薬、有機栽培などの表示のあるものなど、
安心できるものを購入するようにしましょう。

皮ごとレシピ

皮ごとレシピ
ーべジブロスー
最近注目を浴びているべジブロスを作ってみよう!
〇材料〇
・野菜の切れ端  両手いっぱい
・水       1.3ℓ
・酒       小さじ1
※野菜の切れ端は、玉ねぎの皮や根、人参の皮やへた、パセリの軸、
しいたけの石づき、エノキの石づき、キャベツの芯、トマトのへたなど
〇作り方〇
1.鍋に水を入れ、洗った野菜の切れ端を入れます。
2.酒を加え、臭み消しをします。
(臭みが気にならない方は酒を入れなくても良いです)
3.弱火で20~30分煮込む。
4.ざるなどでこしたら完成です。
冷蔵庫なら3日ほど、冷凍であれば約1ヵ月保存が可能です。
冷凍保存する場合は、製氷皿に入れて凍らせると便利です。
カレーを作るときの出汁としてや、味噌汁、スープ、
ご飯を炊くときに入れても美味しいです。
ー簡単!皮ごと焼き玉ねぎー
〇材料〇
・玉ねぎ        食べる分
・オリーブオイル    適量
・塩(岩塩がおススメ) 適量
〇作り方〇
1.玉ねぎの根の部分と上の部分を少し切り落とし、
2枚に重ねたアルミホイルの上に乗せます。
2.上の部分に十字に切り込みをいれ、オリーブオイルを回しかけ、
塩を適量ふりかけます。
3.アルミホイルで全体を包み、200℃に余熱したオーブンで45~50分ほど、
竹串が通るまで焼きます。
4.そのままでもおいしいですが、好みでチーズをのせたりしても美味しいです。
ーニンジンとりんごのスムージーー
〇材料〇
・にんじん  半分~1本
・リンゴ   半分
・豆乳    150cc
〇作り方〇
1.人参とリンゴをよく洗い、適当な大きさに切ります。
2.材料全部をミキサーにかけて完成です。
もう少し甘さが欲しいときは、はちみつを入れるといいでしょう。
ー皮ごと長いもステーキー
長いもの皮には食物繊維が豊富に含まれているので、
便秘解消に効果があります。
〇材料〇
・長いも    食べる分
・サラダ油   適量
・しょうゆ   適量
・かつお節   適量
・ごま     適量
〇作り方〇
1.長いもを洗います。
長いもの根が気になる場合は、ガスコンロなどであぶって取り除くと良いです。
2.1~1.5cm幅くらいに輪切りにします。
3.フライパンにサラダ油をひき、切った長いもを中火で焼いていきます。
4.両面がこんがり焼けたら、しょうゆを入れ焦げる前に火を止めます。
5.お皿に盛り付け、好みでかつお節やごまをふりかけて出来上がりです。
焼くときのサラダ油を少量にし、仕上げ前にバターを入れても美味しいですよ♪
ースイカの皮のきんぴらー
〇材料〇
・スイカの皮   1/8個分
・にんじん    1/2ほど
・ごま油     大さじ1
・しょうゆ    大さじ1
・みりん     大さじ1
〇作り方〇
1.スイカの皮とにんじんを食べやすい大きさに切ります。
2.フライパンにごま油をひき、切ったスイカの皮とにんじんを入れ火にかけます。
3.火にかけ、ふつふつとしてきたらしょうゆとみりんを入れ、
弱火~中火くらいで煮るように炒めます。
4.スイカの皮に火が通ったら、強火で水分を飛ばすように炒めます。
5.味が染みたら完成!
仕上げにゴマをふっても美味しいです。

まとめ

野菜や果物の皮には栄養があります。
皮ごと食べると、栄養はもちろん、
調理の際皮をむく手間も省けるし、ゴミも減らせます。
生ごみが減るとゴミ捨てが楽になりますよ~。
皮の栄養も摂り入れて、
美容と健康に役立てましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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